鶏レバーのフォアグラ風
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これは魚柄仁之助さんの「ひと月9000円の快適食生活」という本のレシピを参考に作りました。
この本、とてもビンボーでその月の食費を切詰めていたときに1500円出して買ったのですが、
友人達に「その1500円があればなんかおいしいものでも食べられるだろう」と言われました。(笑)

さて、レバー。肝臓は解毒する臓器なので、
飼料の中の悪いものや薬剤などがたまりやすいと聞きます。
血抜きの作業で牛乳を使うのも、例えばダイオキシンなどは
水より脂肪によく溶け出すから、という理由もあります。
私は抗生物質を使用せずに自然の飼料だけで育てた鶏の
新鮮なレバーが手に入ったときにこれを作ることにしています。


 
<つくりかた>
1.鶏レバー(ハツ-心臓-も)は2つに切り分け、筋や脂肪、血の塊を取り除いておく。
2.軽く水洗いして汚れをとり、ひたひたの牛乳に30分くらい浸して血抜きをする。
3.大き目の鍋にお湯をたっぷり沸かし、沸騰したところへ
  血抜き後軽く洗って水気を切ったレバーを一気に入れる。
4.すぐに火を止めて蓋をし、夏ならそのまま、冬なら鍋をコンロから下ろして
  毛布などで包んで15分ほどおいておく。
5.レバーをざるに上げ、そのまま皿に盛る。塩胡椒を添えていただく。

 
そう、驚くことに味付けもしないし、煮ないのです。
レバーは煮れば煮るほど臭みが出て堅くなるのだそうです。
この作り方だと、ねぎなど香りの強い野菜を入れる必要もなし。
ちゃんと中まで火は通っているのに、出来上がりは本当に柔らかくてクリーミー。

これを応用してレバーペーストも作れます。
出来上がったレバーに塩胡椒と、あとは好みでバター・生クリームやマスタード、
パセリのみじん切りなどを混ぜてフードプロセッサーにかけるだけ。
バゲットにレバーペーストを添えて・・・気分はすっかりフランス人。。。